【読書記録】『君の膵臓をたべたい』
話題になっていた時期にも読もうと思いながら結局読めずにいた本。
「君の膵臓をたべたい」
他人や他の動物の自分の病気の部位を食べたら病気が治る、
食べたひとはそのひとの魂が宿る。
桜良は膵臓の病気の余命まで生きると思っていた。
余命宣告されたらそこまでは生きられると思ってしまう。
しかし、そうではなく、与えられる時間の価値はみんな一緒。
自分とは反対側の人と関わり、相手を認め、凄いと思うこと、そして相手を通して自分が変わること。
「僕らは、同じ方向を見ていなかった。ずっと、お互いを見ていたんだ。反対側から、対岸をずっと見ていたんだ。」
同じ方向を見ることが大事だと思っていたけれど、反対側からお互いを見るって素敵。
与えられた日常の大切さ、余命に関わらず死はいつやってくるか分からないこと、反対側にいるひとも自分にとっては大切なこと、本書を読んで感じた。